なぜ留学に行く必要があるのか?
グローバル人材の育成が叫ばれている昨今ですが、
なぜ留学に行く必要があるんでしょうか?
留学を促進する某プロジェクトに関わっている関係で最近よく考える問いです。
決して留学に否定的な訳ではありません。
私自身1年間の留学に行きました。
私はなんで留学に行ったのか?
表向きの理由はたくさんありますが、根底には
「幼少期を過ごした国でもう一度勉強したい」
という思いがあったからです。
実際私の周りでも留学に行った人はたくさんいますが、大半が帰国子女、もしくは今までの人生のどこかしらで外国と接点があった人です。
では今まで一度も海外に興味をもったことのない人、これからもそのつもりがない人にどうやったら「留学に行く必要性」に対して説得力のある説明ができるんでしょうか?
視野が広げられるから?日本ではできない経験が得られるから?
語学が上達するから?世界中に友達ができるから?
どれも充分な説得力があるように思えません。
グローバル人材育成の必要性に関しては共感できるし、実際に必要性もあると思いますが、それはあくまで「上からの視点」。
学生側の「下からの視点」で見て真に説得力がある説明はまだまだ少なく感じます。
その解決策の一つとして、ロールモデルの存在があると思っています。
海外に行くことに対するイメージがわかない中、ロールモデルは無数にある答えの一つを提示してくれるものです。
人それぞれ、琴線に触れるものは違います。
「下からの視点」はある意味一つの答えに行き着くことはないのだと思います。
それよりかは、より多くの事例を提示することでより多くの人に響かせることを考えたほうがよっぽどいい。
日本は少子高齢化が進行していく以上、今までよりもっと外国との関わりが重要になってきます。
日本だけで完結できる時代はもう終わったんだと思います。
それに気づく人を一人でも多く増やしたい。
ロールモデルになれるかは不明ですが、いずれ私の留学経験も投稿したいと思います。