言葉紡ぎ

コンサル女子のひとりごと

視野を広くすることと視座を高くすること

「広い視野で物事を見ましょう」

よく聞く言葉です。
 
ここでいう広さとはどれだけ多くの物事が把握できるか、つまり横の広がりを指していると私は解釈しています。
 
でも真に必要なことは
「視座を高く持つこと」ではないでしょうか。
 
横の広がりに対する縦の広がりです。
横へ横へと見ていけば無限に関連する事項は増えていきます。
いくらたくさんそれが見えていたって、何がどう関わりあっているのかがわからなければ問題の全容は一向に見えてきません。
それよりかは一つでも二つでも上の視点から俯瞰することではじめて物事の関係性が見えてきます。
 
物事を長いスパンで考えようとする時、関係者が複雑に関わりあっている時、そんな時には視座を高く持つことが非常に重要になってきます。
 
ではどのように視座を高めるのか?
 
一番手っ取り早い方法は自分より視座が高い人の話を聞く、もしくはアドバイスをもらうことです。
みなさんもありませんか?先輩や上司に言われた一言で目から鱗がぽろぽろ落ちたことが。
 
私はとある経営者のお話を聞いた時に自分がいかに物事の一面しか捉えられていないのかを知って衝撃を受けました。
それ以来、意識して高い視座に立つようにしています。
 
何も難しい社会問題でなくても、日々起きている問題にも視座の高さは生きてきます。
頭にくる一言を言われてもその人の発言の背景を考えると案外許せてしまったりします。
 
これからは「広い視野」ではなく「高い視座」を心がてみませんか?